ホットでクールなハーレー

2人乗りはオーバーヒートに気を付ける

エンジンのオーバーヒート
2人乗り

ハーレーの楽しみ方の一つに2人乗りがあります。子供や恋人を乗せてのツーリングを楽しむ人も多いです。人気の2人乗りですが、オーバーヒートに注意することが大切です。

ハーレーは、熱エネルギーがかなり高い乗り物です。放出される熱エネルギーを冷やす方法として水冷却と空気冷却がありますが、ほとんどのハーレーは空気冷却です。空冷の場合は、風などにあてて冷やす必要がありますが、通常は走っていれば風があたるので問題はありません。ですが、夏場の暑い季節に渋滞などで長時間走行できないと、どんどん熱エネルギーが高くなってしまいます。エンジンが熱くなりすぎるとノッキングが起こったり、スピードが低下したりしてきます。この状態はオーバーヒートと言われ、放置しておくと煙がでるなどとても危険な状態です。

特に、2人乗りの場合、運転手だけでなく後ろに乗っている人も巻き込んでしまう心配があります。後ろに人を乗せる以上、その人の命に責任を持たなければいけません。同乗者を危険な目に合わせない為にも、特に夏場のオーバーヒートには注意が必要です。

予防するには、長距離のツーリングに行く場合は、事前に渋滞場所がないかを確認して小まめに休憩を入れるようにすることです。夏場は後ろに座っている人自身も暑さのため熱中症になる可能性があります。ハーレーも人間もオーバーヒートしない為に、ドライブスルーや日陰での休憩はとても大切です。